石川県の山麓地域の一番奥地m福井県との県境にある町です。
何をする場所
白山ろくの山麓文化を体験できます。
夏は白山登山をする際にはここから登山を始めます。
冬は有名な「雪だるま祭り」があります。
◆目次
1.白峰って
2 所要時間は
3 白峰のオススメは
◆白峰って
白峰は現在は白山市の一部ですが、以前は白峰村と言って白山麓にある村々の1つでした。
白山麓は基本的に手取川沿いに集落があり村を形成しているのですが、その中で一番最奥部にある村です。白峰は手取川ダムを超えたところにあります。ダムより奥にある石川県の集落は白峰村だけです。
現在の様に全国的に地方の過疎化が進む前は白峰は栄えており映画館があったぐらいでした。過疎化と言いましたが現在でも白山麓の他の旧村である集落に比べて人口も多く町としての規模も大きいです。
白山麓の文化や人々の暮らしと営みを体験できる素晴らしい場所だと思います。
白山登山・白峰雪だるま祭りと石川県立白山ろく民俗資料館についてはこちらのページで詳しく特集をしております。
◆所要時間は
白峰までは兼六園から車でアクセスしたら1時間ぐらい掛かります。途中「加賀一ノ宮」である「白山比咩神社」がある鶴来といった町を通り抜けて行きます。
鶴来を通り過ぎた後に途中、車内から道の左手にローソンが見えたらそれが最後のコンビニになります。そこから25分ぐらいで到着するかと思います。目安にして下さい。なお白峰にはコンビニはありませんが郵便局はあるので時間内ならATMが使えます。
白峰の中は観光客向けの飲食店などもあるので食事やおみやげには困りません。白峰自体の観光は1時間ぐらいあればぐるっと一通りまわれます。そこから温泉に入ったり近隣の施設を見たりすると個別に時間が掛かります。
◆白峰のオススメは
1.町並み 2温泉 3お土産
こちらにマップがありますので参考にして下さい。まず白峰のオススメは町並みです。「重要伝統的建造物群保存地区」として昔ながらの建物や町並みを散策できます。日本国内でも屈指の豪雪地域に暮らす人々の生活を垣間見れます。
(とにかく街並みの雰囲気がいいのである。石川県民には当たり前過ぎて、白峰のこの良さがわからないのだろうかと疑問に思う・・・)
ここで説明するより写真を紹介した方がよく分かるので街並みを写真で紹介しようと思います。建物がとにかく一つ一つ雰囲気がいいのです。
(同じく「しんきん」こと「つるぎ信用金庫」街並みに配慮した造り)
次のオススメは温泉です。宿泊してゆっくり温泉に浸かるのもいいですが、観光で訪れた方も白峰の総湯に立ち寄って入れますので是非温泉を堪能して下さい。
白峰の温泉はビックリするぐらい疲れが取れます。また肌がスベスベになって美肌の効果があります。白峰の観光協会のキャッチフレーズが「絹肌の湯と雪だるまの里」と言うぐらいですからその美肌効果は折り紙付きです。
最後はお土産です。
こちらにお土産屋さんの一覧がありますが、総湯の向かいにある「菜さい」は道の駅の様な施設でおすすめです。白峰のみならず白山麓の様々な特産品を買うことが出来ます。
白峰に来たらぜひ買ってほしいのが「志んさ」の「とち餅」です。その場で食べてもお土産にしてもどちらもいいですが、時間が経つと多少硬くなりますので是非できたてを食べて頂きたいです。美味しいです。
また白峰の名産として有名な堅豆腐も忘れずに食べて欲しいです。山下ミツ商店や上野豆腐店で購入できますので是非おみやげに買ってみて下さい。
なお堅豆腐を使った「白山堅豆腐カレー」というレトルトカレーもあります。こちらは菜さいや道の駅などでも購入できます。
◆おまけ
wikipediaの白峰のページにも書いてあるのですが白峰には白峰弁(ジゲ弁)という特殊な方言があります。
どのくらい特殊かというと白山麓の旧5ヶ村の方が「白峰の言葉は奇妙」と言ったぐらいです。実は白山麓の旧5ヶ村の方々の方言もかなり訛が強いです。例えばおじいちゃんが話す言葉は金沢の人ですら何を話しているかわからないといった感じなのです。でもそういった人達が「白峰は別」というぐらい白峰の方言は独特な言葉だそうです。
なぜ奇妙なのかといいますと方言は普通は隣り合った地域と多少は相互に影響があったり共有したりする言葉があるものです。金沢と白峰では方言が大きく違いますが、その中間地帯では両方から影響を受けた言葉が話されたりしているはずです。
しかし、白峰は他の白山麓の村々とは完全に別の言葉を話しており、突然そこに湧いてきた様な方言なのだそうです。ですからその事を話してくれた方が「もしかしたら平家の落人がきて以前住んでいた地域の言葉を残したから方言が全然違うんじゃないか」なんてことを話してくれたりしました。
まあ、でもそれを言ったら福井県なんて越前まるごと不思議に訛った言葉を話してますからね。金沢、富山と関西弁の影響を受けた話し言葉を話しています。ですから京都や大坂に近い福井のほうがより関西弁に近い言葉を話していていいはずです。しかし、何故か福井の方は東北弁の様なイントネーションの不思議な方言を話しています。
話が脱線しましたが、白峰の不思議な独自性を表すエピソードの一つであります。